小樽の財政調整基金が激減
小樽の貯金は「財政調整基金」といい、大型事業や震災等の不測の事態に備えたり、年度間で調整をして計画的な財政運営を行うためのものです。
しかし、人口減少による地方交付税の減額によって財源不足になり、「財政調整基金」により補填によって、このままでは早くて来年には貯金が0円になってしまうところでした。
このように説明すると難しく感じるかもしれませんが、例えるなら家計と一緒です。
小樽は「お給料のほぼ全額を家賃や光熱費、携帯代、食費に使っている」という状況にあります。
自由になるお金は予算規模の0.2%(29年度)しかありません。
家計に置き換えると、20万円の給料だとしたら…400円。突然の病気などに備えるお金も作れないのです。
ですので、何かしようと思うと貯金を切り崩すしかありません。
小樽市は地方交付税が減額になってから貯金を切り崩してきました。
そして貯金の底が見えるところまで来ています。
もし、小樽の貯金が0円になってしまった場合あなたの生活にも影響が出てしまいます。
- 災害時の備えなど不測の事態に対する遅れ
- 計画的な財政運営への影響
- 除排雪などの市民サービスの低下
そうならないためにも、出費を抑えて稼ぎを増やすことが必要です。
まず、貯金を減らさないためには、無駄な出費をなくさなければいけません。
市議という立場で外から見ると効率化を図れることがあります。
行政コストの見直しと効率化が必要
行政コストを削減するということですが、ICTの推進による業務の効率化や市役所の組織再編も必要だと考えます。
公共施設の再編と官民連携(総合体育館と市民プールを複合化して、民間運営にするなど)も進めていかなくてはなりません。
- ICTの活用による予算圧縮
- 現状の施策の必要なものを見極める「選択と集中」
- 行政の組織機構の組み換えとスリム化
※ICT(情報通信技術)とは、パソコンだけでなくスマートフォンやスマートスピーカーなど、さまざまな形状のコンピュータを使った情報処理や通信技術の総称です。よく知っている言葉に「IT(情報技術)」がありますが、ICTはITにコミュニケーションの要素を含めたものです。
稼ぐ自治体へ
貯金を増やすには、小樽市がもっと稼がなければなりません。
そのためには若い力と発想力が必要になります。
- 地場産業のブランド化促進と雇用の創出
- 観光エリアの拡大と、滞在型観光への転換
- 歴史的な街並の維持と整備による誘客
- 若年層に向けた各施策の強化による税収増
小樽市の掲げる収支改善プランに独自の改善案も積極的に提案し、さらに大きな視点で貯金0円を阻止し、貯金を増やしていきます。